定成薫午(パーカッション)
チェロというある意味男らしい楽器を、華麗に演奏する姿が
なんとも凛として清清しいというのが、久木田さんの印象です。
正確なピッチの内に秘められた、エネルギーが沸き出てくるような彼女の音色は、
見た目とは裏腹に、芯の太さを感じさせます。
楽器から離れてしまうと、ごく普通の女の子に見えてしまいますが、
そのギャップがとても良いですね。
今回のアルバムは、スタジオジブリ制作の映画のサウンドトラック。
耳馴染みのある楽曲というのは、どうしても評価が辛くなる所ですが、
彼女の力量が如実に現れていて、しかも聴き易い素晴らしい出来です。
何かと物騒な世の中ですが、世界中の人に聴いてもらいたいですね。
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