ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION

STORY

ストーリー

1

01

黄金時代

ミッドランド王国とチューダー帝国による百年戦争の戦渦、傭兵として大剣を振っていたガッツは、ある戦の後、傭兵団「鷹の団」の面々に絡まれた。幾人もの団員に続き、千人長のキャスカまでもを大剣で圧倒したガッツだが、そこに鷹の団団長のグリフィスが声をかけて......

02

不死のゾッド

ガッツが鷹の団に入団して3年。鷹の団はミッドランド王国軍と契約し、連勝を重ねて、国王の弟ユリウスの軍にも勝る戦果を上げていた。切り込み隊長を担うガッツは、ある日、古城の奥で人成らざる存在・不死のゾッドと出くわす。強者を求めるゾッドは喜々としてガッツと戦うが……。

03

剣の主

王族たちによる狐狩りの警護の際、国王の娘シャルロットとの交流を果たし、好意を持たれたグリフィス。しかし、同じ日に毒矢に襲われたことから、その首謀者と思われる者の暗殺を隠密にガッツに頼んだ。「四の五の言わずに命令すりゃいいんだ」と引き受けるガッツだが......。

04

決死行

チューダー帝国騎士団との戦の最中、キャスカが倒れ、それを助けたガッツは共に崖下の川に落ちた。朦朧としながらキャスカはグリフィスとの出会いを思い出す。男に襲われた少女キャスカにグリフィスは「守るものがあるなら、その剣をとれ」と告げたのだった。

05

夢のかがり火

チューダー帝国騎士団を自身にひきつけたガッツは、独りで百人近くの兵をなぎ倒すという偉業を成し遂げた。傷を負ったガッツを、ジュドーから授かった薬で手当てするキャスカ。満天の星空の下、ガッツはキャスカに、皆には夢があるが、自分には何もないと吐露して......。

06

ドルドレイ 攻略戦

鷹の団はたった5千の騎兵で、チューダー帝国難攻不落の要塞ドルドレイに立ちむかった。ガッツはチューダー最強と謳われる紫犀聖騎士団団長ボスコーンと対峙し、キャスカは別働隊を率いて要塞内部の制圧へ。そして、グリフィスは自身と因縁のある要塞総司令官のゲノンと再会し、言葉を交わすが......。

07

ある雪の夜に…

ドルドレイを攻略した鷹の団は王国の英雄となった。国王は鷹の団に正規軍「白鳳騎士団」の地位を、グリフィスに白鳳将軍、各千人長にも騎士の爵位を与えると宣言した。歓喜に包まれる鷹の団。しかし、その光景を見届けるガッツの中には、ある決心が固まっていた。

08

夢の終焉

発とうとしているガッツに、グリフィスは鷹の団を出て行くのなら剣で自分をもぎ取っていけと言う。朝日に輝くダイヤモンドダストの中で交わる、ガッツとグリフィスの剣。この対決の行方がガッツ、グリフィス、鷹の団のみならず世界の命運を大きく動かすことになるのだが......。

09

ガッツが鷹の団を去り、王家反逆の大罪人としてグリフィスが囚われて1年が経つ。英雄から一転、ミッドランド王国から追われることになった鷹の団は、暗殺集団バーキラカに襲われた際にガッツとの再会を果たす。キャスカはお前のせいですべてが壊れたとガッツに剣を向けるが.....。

10

深淵の再会

ガッツが合流した鷹の団は、グリフィスさえ戻ればという希望を見出し、グリフィス奪還に動きだした。王女シャルロットの手引きで牢獄への潜入を果たしたガッツたちだが、最下層の拷問部屋につくと、そこには想像を絶するグリフィスの姿があり......。

11

グリフィスを奪還した鷹の団。しかし、グリフィスの身体は拷問により、あらゆる腱を切られ皮膚を剥がれていた。グリフィスを介抱するキャスカは涙をこぼし、ガッツも優しく声をかけるが......。二人に情けをかけられていることを知ったグリフィスは、最後の力を振り絞り馬車を走らせた。

12

死の嵐

グリフィス、ガッツ、キャスカ、鷹の団の者たちは、ベヘリットが発した波動に飲み込まれ、人面丘が広がる異様な空間に誘われた。そこへ降臨したのは守護天使ゴッド・ハンド。そのひとりボイドがグリフィスへ告げた。「積み上げるがよい。おまえに残されたすべてを」と......。

13

反撃の誓い

烙印を焼きつけられた鷹の団の者たちは、おびただしい数の使徒に襲われ、次々に喰われた。死体が転がり、動く者がいない惨状に悲痛な叫びをあげるガッツ。その時、グリフィスが五人目の福王、闇の翼フェムトとして誕生する。フェムトは裸のキャスカを使徒の触手で吊るし、ガッツに見せつけるようにして......。