天官賜福 貮
STORY
ストーリー
1
第一話
鬼王現る
霊文からの伝言を受け天界へ戻った謝憐は、半月関での一件について帝君・君吾に呼び出される。行方不明の神官が救援を求めていることを知った謝憐は、風師・師青玄と共に鬼界へ調査に行くことに…。鬼市に潜入した謝憐が一際賑わっている賭場に入ると、帳の奥に紅衣の人影があることに気づく。
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第二話
玲瓏の賽
賭場で謝憐たちと落ち合うはずだった武神・郎千秋だが、博徒のあまりの醜態に腹を立て騒ぎを起こしてしまう。城主である花城に攻撃するも歯が立たず、逆に身動きを封じられてしまった郎千秋。道友を助けるべく賭博に参加することになった謝憐は、花城と一対一の勝負をすることになるが…。
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第三話
極楽への誘い
少年を追いかけて飛び出した謝憐を仮面の男が導き、花城の御殿へと案内する。華美な建築と圧巻の武器庫に魅了されながら、暫しの間、花城との久しぶりの会話を楽しむ謝憐。そして包帯の少年と再会した謝憐は、その姿にいつか見たある少年の面影を重ねるのだった。
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第四話
秘密の地下道
極楽坊に潜入した師青玄と合流した謝憐は、花城の居ぬ間に例の扉へと向かう。賽の目次第で様々な空間に通じる扉の力で四方八方を彷徨う羽目になる謝憐たち。紆余曲折を経て遂に地下牢に辿り着くと、そこには行方不明となった神官の姿があった…。
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第五話
芳心再臨
武器庫へ帰り着いた神官たちの前に立ちはだかる城主・花城。助太刀に現れた郎千秋は果敢にも花城へ挑むが、そこへ割って入った謝憐の剣技が繰り出される。間一髪のところで危機を回避し極楽坊を後にする謝憐たちだったが、郎千秋の心の内にはある疑念が渦巻いていた。
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第六話
万蝶、君を拯いて
かつて永安国の国師と太子として親交を深めた謝憐と郎千秋だが、ある事件をきっかけに両者の関係は一変してしまった…。禁足を命じられて仙楽宮に籠る謝憐は、炎に包まれた極楽坊に佇む花城に思いを馳せ、持ち帰った賽子を振るう。すると、仙楽宮へ思いがけない人物が訪問し…。
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第七話
ただ一人のために
攫われた謝憐を取り戻そうと後を追う風信と慕情だったが、賽子の法術に翻弄され彼方此方へと飛ばされてしまう。一方、一足先に謝憐の元へ駆けつけた郎千秋は再び決闘を挑み、遂に謝憐もその申し出に応じるのだった。こじれてしまった二人の関係をよそに、花城はある場所へと彼らを誘う。
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第八話
青灯夜遊
花城とともに変装して薄暗い鬼の巣窟に潜入した謝憐。捕らえられた人間たちの列に混ざって死体吊るしの森を抜けた先には、仮面をつけた青灯夜游が鎮座していた。鬼花婿の事件から影で糸を引いていた悪鬼の姿は、意外にも謝憐にとって見覚えのあるものだった…。
スタッフ
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第九話
永安と仙楽
普段の冷静さとは真逆に激しく荒ぶり、一方的に戚容を痛めつける花城。音を上げた戚容はとうとう鎏金宴虐殺事件の真相について口を割るのだった…。時は遡り、郎千秋が17歳の誕生日を迎えようとしていた当時。安寧へと向かっていたはずの永安国で何が起きたのかが語られる。
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第十話
血塗られた宴
滅亡した仙楽国皇室の末裔・安楽は、永安国主から鎏金宴の手配を信任されていた。表向きは永安王族と良好な関係を築きつつ、腹に一物を抱えていた安楽の心の闇に付け入る戚容。宴の場に遅れてやってきた芳心国師こと謝憐は、そこで予期せぬ事態を目の当たりにし、ある決断を迫られることとなる…。
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第十一話
月下の惜別
郎千秋に鎏金宴の真実を知らせた花城を責める謝憐。しかし花城は謝憐の行動は間違っていないとはっきり告げる。謝憐に絶大の信頼を寄せ、ただ一人事件の真相を見抜いていた花城に対して、ついに謝憐は過去にどこかで会ったことがあるのではという疑問を口にするが…。
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第十二話
百無禁忌
仙京に戻った謝憐は君吾に鎏金宴の真実を伝える。一連の出来事を経て花城への信頼を一層強めた謝憐だったが、反対に君吾は花城に強い警戒心を抱いていた。そして天界を後にした謝憐は、荒れ果てたかつての仙楽国へ赴く。両親の棺へと向かう謝憐だったが、そこで待っていたものは…。
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