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「押井塾」ってある意味、重いんですよ。自分たちは特に、なんかやったって気はあんまりしてないんだけれども。場合によっては、周りからは、そう見られなくなるだろうっていう気もするし。
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別に期待はされてないと思う。むしろ。逆に、へって、感じだとおもうよ。
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あーん、って。
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そんなもんやっててもさ、っていう風に思われてるけども。
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でも、俺ら若手、・・・ま、若手とももう言えない、中堅になっちゃったけど・・・(笑)、が、今、アイジーって不在なんですよ、はっきり言って。だからこれからどうやってくのかっていうのが、俺らに与えられた、アイジーへの恩返しでもあるし、そういった部分で――
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あんまり、おリコウになってもいかんなって。
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そう。だから、もうちょっと問題起こしてもいいから、突っ走んなきゃ、ダメ、っていう時期には来てるかなって。
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ですね。
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PRODUCTION I . G っていっても、一般の認識では、まだマイナー。アニメーション会社っていう時点で、一般の企業から比べるとナメられるんですよ、まだまだ。所詮アニメっていう風に。でも娯楽っていうソフトを商売にしてるんだから、そこを認知させていって、アイジーっていう名前を、格の高いものにするんじゃなくって、もうちょっと広めてあげたいって、思ってるんですよ。まあ、アイジーへの恩返しっていうと、アレなんだけど。もうちょっと、広められれば、っていうの、あるんですよね。
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ある意味、「BLOOD THE LAST VAMPIRE」が、その第 1 弾になるんじゃ、ないですかね。
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ですね。うちが企画出して、オリジナルで決めてっていう。だから、大切にしていきたい部分があるし。そのためだったら、ホントになんでもやりますっていうのが、正直なところなんですよね。さすがに、裸で外は走らないけどね。翼手のコスプレとか、小夜のコスプレはしないけど。(笑)
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小夜のコスプレね(笑)
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全員立ってたりして、舞台挨拶の時に。北久保さん、セーラー服と日本刀で。絶対気持ち悪いって言われる。(笑)
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キタさんは、バーのママですからね。
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いや、バーのママじゃなくて、古美術屋っていうか、あれはもう、キタさん、そのものじゃ、ないですか。
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あれもそうか! オレは、あの、バーのママがキタさんって。
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や、オレはもう、古美術屋のオヤジは、見た瞬間、絶対! 試写で笑ってたんだ、ひとりで。北久保さんじゃん、あれ! 帽子かぶって。
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(笑)
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みんな、キタさんなのかな、じゃ、「BLOOD――」に出てくるのはみんな、キタさんの投影ってことで、結びましょう。
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