第3話「はじまりの場所」
全ての痕跡が消え、まるで事件がなかったかのような真新しい机が置かれた生物教室。
学校の中から、あの惨劇の記憶が薄れていく。
しかし、小夜は時間が経つにつれて、あの事件が静かに自分を包み込むことを感じていた。
そんな中、事件の裏に何かを感じ取り、取材を続ける新聞記者・岡村の姿があった。
学校帰り。ジョージは小夜を誘って、宮城家の墓へと連れて行く。
夕日に染まる海の見える高台。そこでジョージは自らの過去と、小夜との出会いについて語りだす。
「OMORO」に戻り、デヴィッドから自分が翼手を倒すことができる唯一の存在だと告げられた小夜は、その事実に驚愕する。
「OMORO」の店に馴染みの客・元米兵のフォレストがやってくる。その目は赤い光をたたえ、小夜たちに襲い掛かる……。
脚本:櫻井圭記
絵コンテ:工藤 進
演出:太田知章
作画監督:宮前真一