戦国時代、天下統一を果たすことなく無念の想いで死んでいった武将たちの怨霊が現代に甦り、戦いを繰り広げる「闇戦国」。
現代人を巻き込んでの戦いに終止符を打つべく”調伏力”を用いて死者をあの世へ送る使命を持つものたちがいた。
400年前、軍神・上杉謙信より命を受け換生を続け行き続けてきた上杉夜叉衆---。
総大将・上杉景虎は松本に住む高校生・仰木高耶として換生していた。
彼は、30年前の織田信長との戦いの後、自ら記憶を封じていたがある日、目の前に現れた直江信綱という男によって強大な<力(りょく)>を覚醒していく。
だがそれは、同時に直江との400年に渡る確執と愛憎をも思い出すことに・・・。
新シリーズOVAの舞台は京都---
怨霊となった荒木村重を追って高耶と綾子は京都に来ていた。
また時を同じくして村重を追うものたちがいた。
一向宗--- 彼らは荒木一族の怨念を封じ込めた「遺髪曼陀羅」を利用して強大な武器を作らんとしているのだ。
村重を見つけ出した高耶と綾子だが、村重は綾子が200年間待ち続ける恋人にそっくりだった---。
荒木一族の遺髪が織り込まれたという曼陀羅を追ううちに、狭間から売買の依頼を受けた古美術商に謎の男から商談が持ち込まれたという情報が高耶の元に届く。
一方、秘書兼ボディガードとして狭間社長に仕える直江は、商談の為おとずれたホテルのロビーで、古美術商を見張る高耶と偶然再会する。
自分以外の者に従う直江に怒りをぶつける高耶だが、逆に直江からは主従の愛憎と苦渋にみちた400年間を吐露される。
それは、高耶の過去の忌まわしい記憶を呼び覚ます結果となってしまう。