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INTERVIEW IINTERVIEW II

INTERVIEW II ~音楽:亀山耕一郎にインタビュー~

このページはTVアニメ-ション「炎の蜃気楼」制作スタッフの インタビューをお届けします。
’93年リリースの“イメージアルバム”より「炎の蜃気楼」を音楽面 で表現しつづける「亀山耕一郎」氏。アニメ化に当たり、サウンドトラック収録スタジオにお伺いしてのインタビュー。

Q:まず、亀山さんがこの業界に入られたきっかけからお聞かせ下さい。

最初は、ソニー製品の商品紹介ビデオの音楽を作ったのがきっかけです。 それからCMを1年くらいやっていて・・・そこから活動の輪が広がって、テレビの音楽をやり始めました。

Q:「ミラージュ」に関しての質問です。最初のイメージアルバムの音楽を担当されたきかっけはどのようなものだったのですか?

確か、イメージアルバムの曲を何曲か作曲してる藤原正典くんが、ボーカルもとるということで、アレンジャーとして僕をに声をかけてくれたのがキッカケだったと思います。

Q:イメージアルバムを作られた時、何か苦労されたことはありますか?

それまでCM音楽が主だったので、「ミラージュ」のイメージアルバムは初めて作ったアルバムでした。 確か、すごく時間がなかったですね(笑)。1週間位 ・・1日1曲くらい作ってました。そのころいた事務所のスタジオに1週間こもりっきりで、徹夜で曲を作ってました(笑)。

Q:楽曲よりもそのイメージのほうが強い(笑)んですね。

そのころは曲よりも、歌のアレンジの方が多かったですから。いろんな人が作曲した楽曲をアレンジして。

Q:今回約3年ぶりに”ミラージュ”の音楽に携わることになられるわけですが、この「サウンドトラック」は何を意識されましたか。

今までのイメージアルバムは、キャラクターやシチュエーションをイメージしたものですが、今回は全体的な流れに合わせて、楽曲を作っているので・・・。イメージアルバムとは、全く違いますね。サントラについては随分前に打ち合わせもさせていただいたので(笑)、イメージも広がりましたし。

Q:どういった楽器を使った音楽なんでしょう。

今回はオーケストラですね。主要な金管楽器はないのですが、ホルンとかフルートとかオーボエとかストリングスとか。ストリングスはスタジオでのレコーディングとしては、結構大編成ですね。あと生の打楽器のサンプリングとシンセを駆使したサウンドになっています。

Q:オープニングの「Blaze」をアレンジしなおして、新レコーディングされましたが、どのような仕上がりになっていますか。

手前からKATHY SHOWERさんこと山根麻以さん、前作に引き続きコーラスで参加して下さった山根栄子さん、山根暁さん

前よりもちょっとテンポをあげています。前回はどちらかというとロックロックしていたんですけれど、来年は2002年ですから、デジタル系の音も入れつつ、テクノ的な16ビートのシークェンスが入った、スピード感のある曲に仕上げています。

Q:サントラの楽曲のイメージは、どういった感じなんですか。

この作品の内容が神秘的なので・・・全般 の曲がそうなっていますが、明るい曲というのはほぼない、ダークな感じですね。 激しいでもなく、おどろおどろしいというのでもなく。 アダージョ的な、クラシカルな音楽になっていますね。 中には静かなメロディーも入れたりしているんですけれど。サウンド的には新しいものになっていると思います。

Q:サントラのオススメ楽曲をズバリ!教えてください。

今回は全体的に、結構気に入ってるんですよ。トータル・イメージでアルバムを作ったので、全体を聞いて頂けるとありがたいですね。だから、これがというのはないです。

Q:ファンの方へのメッセージをお願いいたします。

今までも一生懸命やってきましたけれど、それ以上に今回は時間もかけましたし、サウンドはしっかりしたものにしたと思います。ミュージシャンも最強メンバーでやりましたので、良い仕上がりになっていると思います。ぜひ、サウンドトラックを聴いて頂ければと思います。

ありがとうございました。