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●BLOOD+講座 第7回 キャラクターの裏設定を大公開「赤い盾」

ファンの皆様、永らくお待たせいたしました!「BLOOD+」に登場するキャラクターの公式“裏”設定を、大松裕アニメーションプロデューサーが解説するシリーズが復活!!
前回ご好評を頂いた「カイ」「リク」「ヴァンと岡村」に引き続き、このシリーズ第4弾となる今回は「赤い盾」の3人(デヴィッド、ジュリア、ルイス)を特集します!!
これを読めば、キャラにますます愛着がわき、本編がもっと楽しめること間違いなし!?


デヴィッド
●“デヴィッド”とは小夜を支えるものが継ぐコードネーム

大松
「“デヴィッド”という名は、「赤い盾」において小夜を支えるものが継ぐ、コードネームです。先代のデヴィッド、つまり現在のデヴィッドの父親は、1972年のベトナム・クリスマス北爆で小夜が暴走した時に命を落としています。その時、先代デヴィッドが小夜を託したのが当時、米軍に従属していたジョージ・ミヤグスク、つまり宮城ジョージです。現デヴィッドは父親が死んだ時は10歳頃で「翼手」や「赤い盾」などの存在は知らなかった。一人っ子だった彼は母親の手で育てられましたが、湾岸戦争がはじまる数年前に母親が死去、天涯孤独の身になってしまいます。その後、湾岸戦争に従軍しますが、そこで「翼手」とはじめて遭遇、その時に「赤い盾」の人間から父親がしていた仕事、「翼手」の存在を聞かされ、小夜をサポートするものとしてデヴィッドの名を引き継ぐことになりました。ジョージとは湾岸戦争時に知りあっています。
幼少期に父親を亡くし、母親を守りたいという自立心が強い性格の現デヴィッドですが、そうした硬質な部分を、小杉さんがうまく演じていただいていると思います。ちなみに、ジョエルが6代前から存在しているのと同じく、先代デヴィッドより以前のデヴィッドも存在し小夜を支えてきていますが、血の繋がりがあるのは先代と現在のデヴィッドだけです」
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ルイス
●“ルイス”は6話で死ぬ予定だった!?

大松
「“ルイス”も「赤い盾」で諜報活動を担当するものが持つコードネームです。年齢は見た目より以外に若く(笑)、現在30歳という設定です。アメリカンフットボールの選手だったのですが故障により選手生活を断念、CIA(注・米中央情報局)に入局。その後、CIAのミッションでニカラグアに行きますが、その際に「翼手」と遭遇、ルイスともう一人を除き部隊は全滅してしまう。その後、仲間を殺された無念をはらしたいという思いもあり「赤い盾」に入ったという設定です。当時のもう一人の生き残りが、12話、13話で登場した「赤い盾」特務部隊のクララです。
実は今だからこそ言えるんですけど、ルイスは6話、沖縄篇のクライマックスで殺す予定でした。しかし、ルイスのようなキャラクターは、ハードなシーンが多いこの作品の中で、カイとの掛け合いや料理のシーンなど日常的な描写を構成する上で残しておいた方が…という監督たちとの打合わせの中で生かされたのが真相です。勿論、ルイスを生かそうと決めたのには、声をあてていただいている長嶝さんの演技力も大いに寄与していると思います。戦いが終わり再び沖縄へ帰ったら、ルイスとカイがOMOROを復活させる、なんていうふうになったらいいですよね(笑)。また、CIA時代のルイスの体型は、今では信じられないほど……。その秘密がわかるシーンが今後の放送で明かされるのでこちらもお楽しみに!」
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ジュリア
●「赤い盾」を裏切ったジュリアの動向は?

大松
「ジュリアはフランス人です。ソルボンヌ大学遺伝子工学科の出身で、ヴァン・アルジャーノは大学の同級生にあたる。二人の恩師にあたるのが、現在「赤い盾」ナンバー2のコリンズ、という関係は本編ですでに明かされました。そのコリンズに誘われて、彼女は「赤い盾」に入ったが、翼手に対する、ある種純粋な遺伝子学的興味と、あくまで翼手の殲滅を目的とする「赤い盾」との間の乖離により、結果として「赤い盾」を裏切ることになってしまいました。これからの物語では、ジュリアが再び「赤い盾」に戻るのかどうかが、今後のひとつの焦点になっていきます。また、皆さんの興味としては、デヴィッドとのロマンスが果たしてあるのかということだと思いますが、これも今後大ネタを用意していますので、ぜひご期待下さい」
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